音を大きくしたい

実習レッスンの中で。
今回はご趣味のバイオリン演奏についても何回かみていきました。

お悩みは、
練習もほとんどできないくらい、
演奏の終わるころとても手が痛くなる。

何気なく普段やっていること、
または必要だと思って一生懸命やろうとしていることの中で、
何を変えていけるのかを自分で見つけられるようになることは、
レッスンの中で大きなポイントになると思います。

実際にやりたいことについての考えを整理していきます

例えば、「sfで大きな音を出したい。」

よくわからない、難しいと思うところに、
どんな興味を向けられるでしょうか。

こんな感じという印象がからきている、
動きの表す意図をだんだんと明確にしていきましょう。

音量を得るために必要なことはなんでしょう?
弓のスピード。

その音を1つ出すためにどれくらいの動きが必要でしょう?
弓の運びをシュミレーション。

音量の設定は、どのくらい前後の差があるのかな?
音符を刻みながら、ゆっくりやってみます。

これらのやり取りとその表現する動きの中から見えてきたことは、

音を大きくしようとするときの、
・胴体の動きと、楽器と腕の動きの様子、
・弓の動きと楽器の接触の様子、
・指の動きと弓の動きの関係性
などでした。

顕著に見えたのは、
全体的にいろいろと下向きに動かしながら、大きな音を出そうとしていたことでした。
演奏に必要な支えが機能しにくい動きがあるようです。

基本的な頭と脊椎やの関係性や、基本的な立つ・座る、持つ、見るなどの、
構えて演奏するまでの動きについてはこれまでに練習しました。
手の構造についても、図解を見て動きを試してみました。

そしてこの時の演奏のプランのために、
動きのそれぞれに必要な観察と、
自分全体の使いかたの新しいプランを実験していくと、
数回ですんなり奇麗な発音と気持ちよい響きが出ました。

「あー、1つ1つやっていけばいいんですね・・・ピアノも同じですね」

必要な道筋を立てていけるとき、
基本的なところに戻っていくように思われたようでした。
「練習するのが楽しくなりました。」と笑顔になりました。

こうして2人目の実習が終わりました。
10回を連続することで、時間をかけながら小さな動きも丁寧に考えていけるし、
お互いの考えも確認しながらアップデートしていけるのが良かったと思いました。

本来持っている自分全体の働き。
その機能的な動きを統合する私たちのシステムは、
体験によって得られ、そして考えによって働きます。

1つの音を生み出す中にある、意図。
1つの音から、その次の音へ。

やっていくことはとても複雑に思われますが、
自分全部が一緒に関わりあっていて、
そして見ていくのはシンプルな1つ1つの意図なんですね。

その繊細さが奥深くて、きりがなくて・・・。
とても興味深く、私たちを魅了し続けます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。